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学資保険には加入した方がいいのか

学資保険には子供がいる家庭は誰もが加入するとは限りませんが、日本の教育制度の現状を考えると学資保険には加入したほうがいいと考える人が多いようです。
その理由のひとつは高い学費で、たとえ国からのさまざまな支援施策や制度があるにしても大学までとなると、学費はかなり膨大な金額になるからです。
また、不文律では子供の教育費は親が負担するという考え方があります。

学資保険のシステムを端的に言いますと、子供の教育にお金が必要になった時にその費用をあらかじめ準備できることです。
すなわち子供の中学や高校さらには大学への進学の際に必要なお金が手に入ることです。
そのために銀行などの金融機関に貯蓄をしても利息はほとんどつきませんが、学資保険に加入することで進学の際の経済的な負担が軽減されます。
したがって学資保険に加入している人の第一の理由は進学で必要となるお金の心配がないことです。

次の学資保険に加入した方がいい理由は、計画的にあるいは強制的に貯蓄ができることで、自分ひとりでは貯蓄が苦手な人でも計画的な貯蓄をすることになります。
言い換えれば毎月の光熱費や電話代を支払うのと同じような感覚で保険料のしはらいができます。
ただし何らかの理由で光熱費も払えないなどというシーンがあるとそれまでに支払った保険料が無駄になるケースも考えられます。

ただし学資保険に加入していれば、契約者である親が万一死亡したケースでは被保険者である子供はそれ以降の保険料を支払わなくてもよく、しかも学資金を手にすることができますから、そのような時には学資保険に加入していることが助けになります。
そうなると悩むところであり、学資保険の必要性は未成年で収入がない被保険者ではなく、保険料を支払う保険契約者がどこまで子供の教育について考えているかという点に学資保険に加入した方がいいかという判断の基準になります。
極論ですが義務教育の中学まででいいという場合には加入は必要ないでしょうし、大学までとなると加入を真剣に検討する必要があるでしょう。